「急に家電製品が壊れてしまい、買い替えが必要」
「友達の結婚式が重なって現金が足りない」
このように、急な支払いで一時的に現金不足になること、ありますよね。
今回の記事では、資金の使い道が自由なフリーローンの中で低金利の会社を紹介します。
またカードローンとはどう違うのか?どちらを選べばよいのか?をアドバイスいたします。
使い道自由なフリーローンですが、特徴を理解してうまく利用し、生活を豊かにして下さい。
カードローンとフリーローンの違い
まず、同じように感じる2種類のローンを比較、解説します。
カードローン | フリーローン | |
限度額 | 申込者の年収による | 申込者の年収による |
金利 | 利用限度額に応じて変化 | 利用金額や年収など総合的に審査 |
審査時間 | 最短即日 | 1週間程度 |
借入期間 | 特になし | 1年~10年 |
以上のように似ているようで中身が全く違っています。
カードローンは審査の際に利用限度額を提示され、利用限度額の範囲内であれば何度でも借入をすることができます。
例 利用限度額50万円
11月15日 20万円の借入
11月20日 10万円の返済
11月25日 20万円の借入
上記の様に50万円の範囲内であればいつでも借入、返済ができる商品です。
フリーローンは申込金額に対して審査を行い、申し込んだ金額が振り込まれますが、カードローンと違い、更に借入したい場合は新たに申込が必要です。
「フリーローンの良さって結局なに?」
このように感じていますよね。
フリーローンにしかないメリットを紹介します。
フリーローンのメリット
- 結果的にカードローンより金利が安くなるケースが多い
- 借入期間、金額が決まっているので借りすぎなくて済む
この2点が非常に重要なメリットです。
フリーローンのほうがカードローンより金利が安くなるケースが多い
1.カードローンの金利は上記にある通り利用金額に応じて変化します。
年収が平均以上ある方はカードローンの方が金利が安くなるかもしれませんが、私の経験上、フリーローンの方が金利が安くなるケースが多いです。
審査してみないことには分からないことが多いですが、フリーローンは申込金額に対して申込人の支払い能力や返済比率で審査するので利用金額が少ないから金利が高くなることはありません。
借り過ぎなくて済む
2.申込金額に対して返済をしていくフリーローンは、もう一度借入したい場合に改めて申込をかけなければいけません。
借入したい金額分のみを借りるので借りすぎることがなく、資金計画が立てやすい商品です。
カードローンの場合だと限度額までいつでもATMで現金を入手することができるのでついつい使いすぎてしまいます。
資金計画を立てられない人も多く、自己管理が苦手なあなたはフリーローンが向いています。
メリットを理解したところで実際に各フリーローンの比較をしていきます。
フリーローン会社比較
使い道自由なフリーローンですが、会社によって金利や限度額に差があります。
下記では4社ごとの特徴を解説しています。あなたに最も合う会社を選びましょう。
みずほ銀行
借入限度額 | 最大300万円 |
金利 | 5.875%~6.65% |
借入期間 | 最大7年 |
他社と比較すると限度額が300万円と少なく、その分金利が安くなっているフリーローンです。
限度額300万円は個人事業主としては物足りないかもしれませんが、最大金利6.65%はフリーローンとしては非常に安い金利なので、生活資金としての利用にオススメです。
イオン銀行
借入限度額 | 最大700万円 |
金利 | 3.8%~13.5% |
借入期間 | 最大8年 |
みずほ銀行と比較すると金利の幅が広く、限度額も広がっているので事業資金としての利用もでき、審査次第では3.8%での借入をすることができます。
生活資金としての申込だとみずほ銀行の方が金利が安くなる可能性がありますね。
三井住友銀行
借入限度額 | 最大300万円 |
金利 | 5.975% |
借入期間 | 最大10年 |
みずほ銀行同様に、限度額よりも金利に重きを置いたフリーローンです。
みずほ銀行と違い、金利が5.975%で固定されているので申込金額や返済期間、年収などに金利が左右されない点が魅力的ですね。
金融機関は支払い能力以上の借入をしようとしている方にはリスクとして金利を上乗せしますが、金利幅がないので最大金利が10%を超えている会社よりは審査が厳しくなっています。
住信SBIネット銀行
借入限度額 | 最大1,000万円 |
金利 | 3.775%~12.0% |
借入期間 | 最大10年 |
住信SBIネット銀行に関しては最も金利幅が広く、限度額も1,000万円と事業資金で借入するとしても充分な商品です。
審査によって金額や金利は大幅に変わりますが、生活資金としての借入を考えている場合は10%を超える金利を提示されるかもしれません。
フリーローンを低金利で借りるポイント
各会社の金利や限度額を紹介しましたが、低金利で借りられれば嬉しいですよね?
金利に幅がある商品を提供している会社では、総合的に判断して返済能力が高い人ほど貸出リスクが軽減されるので、低金利で借入を行うことができます。
銀行員としてフリーローンの申込を受けた場合に優先的に見るポイントを紹介します。
・年収に対して申込金額が半分以内か
・他の借入があると返済比率で高金利になることもある
・借入実績があると信用に繋がる
・勤務年数が短いとマイナス要素
・属性と呼ばれる職業によっては優遇されることも
・個人信用情報(個信)に傷がないか
以上の点を抑えておくと低金利で借りられる可能性が上がります。
審査側に対して「返済してくれる信用度」をどれだけ高められるかによって金利が変わります。
簡単に説明すると
年収1,000万円の人に100万貸す
年収100万円の人に100万円貸す
どちらが間違いなく返済してくれるでしょうか?
年収1,000万円の人の方が間違いなく返済できそうですよね。
ですが、年収は簡単に変えられるものではありません。
その為に、年収以外のポイントで審査会社の信用度を高められるように整備しておきましょう。
借入金額って3分の1以内では?
「借入って総量規制で3分の1までしか借入ができないんじゃないの?」
借入を検討していると総量規制の制度を聞くことがあります。
ですが、3分の1までしか借入ができないルール、総量規制は銀行には関係ありません。
総量規制とは、貸金業者(消費者金融)に対して貸しすぎを防ぐために作られた貸金業法です。
銀行は銀行法があり、貸金業に該当しないので年収の3分の1以上申込をしても返済能力が認められれば借入をすることができます。
更に、消費者金融では、基本的に銀行借入よりも金利が高くなるケースが多く、まずは銀行で申し込んでみましょう。
不動産担保フリーローン
上記までは無担保でのフリーローンを対象にしておりますが、金融機関によっては不動産を担保にしたフリーローンを提供していることがあります。
住宅ローンを組んでいても、担保としての価値が高い場合は無担保のフリーローンよりも低金利で多く借りられる場合が多いです。
借入限度額 | 100万円~1億円程度 |
金利 | 1.0%~10%程度 |
借入期間 | 最大35年 |
このように、無担保のフリーローンよりも条件がいい商品が利用できます。
住宅ローンを利用している方でも利用できるので安易に無担保で申し込むのではなく、保有している不動産でよりよい条件で借入してみましょう。
使い道自由でも言ってはいけない使い道
使い道自由なフリーローンですが、金融機関相手に絶対に言ってはいけない資金使途(お金の使い道)があります。
・・・ギャンブルです。
使い道は確かに自由ですが、あからさまに「ギャンブルに使いたいんです。」と公言することはやめましょう。
金融機関も人間であり、使い道自由と言いつつも何に使うかは必ず確認を取ります。
その時に、ギャンブル・税金の滞納などの信用度を下げる資金使途を伝えられると、「この人に貸して大丈夫かな?」と考えてしまいます。
基本的に現在の金融機関は貸出金増加へ向け活動しているので、借入申込をするお客様は大歓迎しています。
ですが、あくまでも貸出金なので返さないお客様には貸すことができません。
担当者からの信頼を勝ち取れないと、あなたの望む金額を借入することができない可能性が合いますので、担当者とのやり取りには注意しましょう。
こんな時に使える各種ローンのタイミング
各種ローンの違いやメリットを紹介してきましたが、具体的にはどんな使い道があるでしょうか?
カードローン
- 給料日前の飲み会でクレジットカードが使えない時
- 保険料や水道代など、すぐに払わなければいけない時
- 結婚式場の支払いでご祝儀が入るまでの短期間
支払い期限が切迫した時に使用することが多いです。
借りやすい反面、ギャンブルなど使い方を間違えると取り返しのつかないことになりかねないので、注意しましょう。
フリーローン
- 家電製品が壊れた時
- 引っ越し費用
- マンションを借りる時の敷金礼金
- 資格取得に掛かる講習代
支払いが分かっているけど意外にもお金が掛かってしまう時に利用することが多いですね。
引っ越しに掛かる費用や家電の買替には想像以上にお金が掛かってしまいます。
短期間での反復利用しない場合は資金管理しやすいフリーローンです。
まとめ
ここまででフリーローンのメリットや金利を理解できたと思います。
フリーローンと一括りにしても金利や限度額、返済期間は金融機関ごとに変わっています。
年収の半分以上を借入しようとしている場合は金利幅が少ない金融機関へ申込することをお勧めします。
あなたのニーズにぴったり合うローンは審査を掛けてみないと分かりません。
この記事で4社の中であなたに合った会社が見つかり、豊かな生活を送っていただけることを願っております。