インタビュー・体験談

解雇、妊娠、借金、結婚、バイト、返済。20代男性のリアル。【体験談】

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この話は、私が25歳の時の話です。私は、小さな文房具メーカーの営業職として勤めていました。

生活が楽になるほどの収入があったわけではありませんでしたが、会社の雰囲気も好きでしたし、プライベートでも2年付き合った彼女と来月からは同棲をすることが決まっており、仲良く過ごせていたので幸せでした。

そんな幸せな生活が変わってしまったのは、ある日。

私は、通常通りに出勤すると朝礼後に社長から呼び出しがありました。

社長と言ってもアットホームな関係性だったので、「褒めてもらえるのかな?」とか「社員旅行の行き先の相談かな?」程度にしか考えていませんでした。

しかし朝礼後、社長室に行ってみると、そこには社長と部長が。そこにいつものゆったりとした空気は全くなし。

用意された席に座ると社長はゆっくり話始め、『解雇』ということを告げられました。

もちろん一言で終わったわけではなく、「業績の悪化で経営が立ちゆかなくなっている。」「他の社員は高齢で、ここをクビになったら行く場所がない。」「君なら若いからまだ働き口があるだろう。」「本当に申し訳ない。」

そんなことは言われていたと思いますが、その時の言葉は『解雇』という言葉以外、全く耳に残っていません。

しかも、就労規定により退職金も出ないとのこと。

そこからは身辺の整理をして、すぐに退職となりました。

会社を解雇になり、やる気にもなれず、ただただ毎日呆然としていました。

漢字にすると本当に『無』という感じだったのです。

だって、いつも普通に通っていた勤務先が急になくなるのですから。

そんな解雇になったことを告げることが、出来ないまま彼女とデートの日。

『解雇になったことを朝会ったらすぐに、言ってしまおう』そう思いましたが、彼女があまりにも楽しそうにしているので、そんなことを言えずじまいで結局家に戻ってきてしまいました。

食事をしていると、彼女から報告が。

これはチャンスだと思いました。これに乗じて私も発表しようと。

しかし、彼女から飛び出した報告はなんと妊娠でした。

結婚、出産、引っ越し....そんな言葉が私の頭を回っていました。

同棲については動いていたので、敷金礼金等入居費用は払わなくてはいけません。

しかも、カードにて家具は購入済み。

私の貯金は底をついていました。

しかし、彼女はつわりが早くから始まっているようで、あまり出勤ができていない。

彼女は日給月給の会社に勤めていたので、来月からの月給はもう知れたもの。

そんな状況に私が無職になっているなんて、言えませんでした。

楽しそうに結婚指輪や、ドレス姿、ベビー服を見ている彼女を見て、不甲斐ない自分が情けなくて泣きそうになっていました。

しかし、ここで泣いていてはいけない。働かなくては。

ただ、指輪やドレス姿で写真を撮らせてあげられるほどのまとまったお金をすぐには用意できません。

家族に頼み込もうか考えましたが、そうすれば結婚、子供のことまでも考え直させられる。

彼女、そしてお腹の中の子供は私が守る。

そう強く思っていました。

そんな時、私がテレビを見ていると、アコムのCMが流れました。

これだ。これしかない。

そう思い、次の日に早速、2つほど離れた市にあるアコムへ。

これは自分の地域で借りると、家族や彼女にバレてしまうのではないか不安だったため、そこまで行きました。

ただ、店に入るまでは本当に緊張して、どうしようか何度も躊躇しました。

入ってみると迎えてくれたのは、丁寧な女性店員さん。

少し安心しました。

そこから変わった男性店員さん。

また、緊張感が高まっていきました。

一番緊張したのは、個人情報を記入するシーン。

本当に緊張しました。

悪用されたら...返せなかったら...。

そんなマイナスばかりが頭を回ります。

しかし、背に腹は変えられない。

彼女の顔がチラつきました。

そんな彼女を泣かせてはいけない。

思いきって、100万円を借りました

そこから、私は婚約指輪を買いに行き、写真店も予約。

家に戻り、プロポーズをしました。

すると、彼女は大喜びで大号泣。

結婚し、同棲もスタート。

ただ、彼女に無職であることがわかれば、またストレスをかけてしまう。そう思い、アルバイトをしつつ少しずつ借金を使って、彼女には仕事しているように装いながら、就職活動を続けました。

それが身を結び、2ヶ月後に無事転職成功。

少しずつ借金の返済も始めました。

借金があることは、子供が生まれて少し経った時に妻へ伝えました。

すると「隠し事をされているのは嫌だった。ただ、それを聞いていたら、あの時子供を降ろしていたかもしれない。あなたに迷惑をかけるが嫌だっただろうから。頑張ってくれてありがとう」と言われました。

その言葉に、私は泣きました。

嬉しくもあり、申し訳なさでもあり。

もう色々な感情が入り交じっています。

私はあの時、借金を決めたことで、無事家族を持てました。

確かに返済は大変ですが、今は幸せにしています。

 

  • この記事を書いた人
TENRAKUキャッシング編集部

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